木更津の家、奇跡的に縁ある方の手に

2019年02月03日

私の住み替えストーリー第6話

■木更津の家も、奇跡的に縁ある方の手に

 

ハピネススタイル 代表 中村多喜子

 

残るは木更津の実家ですが、こちらは想定どおりかなり苦戦しました。何組もの人が内見には来るのですが、どうしても申し込みには至りません。長期戦を覚悟していたとき、義父に1本の電話が入りました。

「ご自宅が売りに出ていると伺いまして…。これからお邪魔してもよろしいでしょうか?」

それは、亡くなった義母がお世話になっていた介護ヘルパーさんでした。

聞くとヘルパーとして出入りしていたとき、「庭の手入れも良くいい家だなと感じていた」とのこと。そして親と同居するために家を探そうと思っていたところ、義父の家が売りに出ていることを知ったそうで、「中村さんの家なら買いたいと思ってお電話しました」と、いきさつを説明してくれました。

義父も私も「そんなこともあるのか」と驚きましたが、きっとこれは亡くなった義母が取り持ってくれた縁だと、心底ありがたいと思いました。義理の両親にとって思い入れのある家。リフォームして生まれ変わり、新たな家主とともに住み継がれていくことで、築40年の家にも再び価値が生まれた瞬間でした。買い手が見つからなければ、空き家になってしまいます。そうなった場合は家を取り壊し更地にすることも考えていましたので、本当にありがたいことでした。ご縁に感謝です。

 

私の住み替えストーリー第7話に続く

 

 

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